新機能「収穫予測」をPC版で使ってみましょう。
設定はスマホアプリ版と同じく簡単です。
何と言っても、PC版のメリットは生産計画をカレンダー表示できることです。
播種(定植)日、収穫予定日、収穫実績をカレンダーで一覧できるので、年間の作付計画や収穫計画を見える化できます。
1.設定をする
画面左メニューの「設定」をクリックします。
「収穫予測をする」にチェックを入れて、観測所の設定を行います。
観測所の設定の方法は、スマホアプリ版と同じです。
2.作付を設定する
作付の設定をしましょう。
こちらもスマホアプリ版と同様、作付を新規作成または編集する時に設定します。
画面左メニュー「生産管理」の中の「作付」をクリックして作付を新規作成するか、「リスト」タブで既存の作付を[編集]します。
「この作付の収穫予測をする」で個別に収穫予測を行うか選択できます。
収穫予測する場合は、チェックを入れます。
積算温度の設定方法もスマホアプリ版と同じです。
1.収穫予定日から計算する
前年実績などから、播種定植日から平年の収穫時期が分かる場合に選択します。
収穫予定日(開始日と終了日)から必要な積算温度を計算します。
2.播種定植日からの日数で計算する
前年実績などから、播種定植日から収穫までの日数が分かる場合に選択します。
播種定植日から収穫予定日までの日数から必要な積算温度を計算します。
3.積算温度を入力する
作物や品種について、収穫までに必要な積算温度が分かる場合に選択します。
積算温度の数値(下限値、上限値)を直接入力します。
トンネルなどで加温する場合は、「調整温度」に加温する温度を入力します。
以上で設定は完了です。
3.収穫予測をする
では、収穫予測をしてみましょう。
画面左メニュー「生産管理」の中の「収穫予測」をクリックします。
選択されている(デフォルトでは現在年)年の作付がカレンダーで表示されます。
- 作付名
- 平年比:1日単位で平年より早いと赤、平年より遅いと⻘で表示されます。
- バーの意味
- 白:播種または定植日
- ⻘:平年の収穫予定日
- 緑:予測した収穫予定日
- 橙:実際の収穫日
右上の「月」をクリックすると、月間のカレンダー表示に切り替わります。
作付名の場所にあるリンクボタンをクリックすると、作付別の収穫予測が表示されます。
作付の収穫予測結果が表示されます。
- 基本情報:作付名、品目名、播種または定植日
- 積算温度設定値:播種(定植)日から「積算温度の設定方法」で設定した収穫予定日までの積算温度
- 平年の収穫予定日:平均気温の平年値で予測した収穫予定日
- 予測した収穫時期:日別平均気温の実績値と予報値で予測した収穫予定日
- 平年比:予測した収穫時期が平年と比較して「○日早い」「×日遅い」など比較
2週間気温予報を利用しているので、概ね収穫予定日の2週間前から予測ができます。それより前は「データ不足」と表示されます。
予測設定は、作付で設定した「積算温度の設定方法」です。この画面でも設定ができます。
設定を変更したら[保存]ボタンをクリックして保存します。
積算温度がチャートで表示されます。
- 平年値:平均気温の平年値
- 実績値:平均気温の実績値
- 予報値:天気予報、2週間気温予報データの平均気温の予報値
薄いオレンジ色の帯部分が、計算された積算温度の設定値です。この範囲内にある値(日付)が収穫予定日になります。
以上、収穫予測のPC版でした。
スマホアプリ版では、生産計画をカレンダーで一覧表示することができません。
PC版では、年間や月間で作付計画や収穫計画をカレンダーで見える化していますので、是非活用してください!