

資材を購入したら、購入記録をアプリに入れます。JGAPレベルでは在庫計算や生産原価計算ができるようになります。
アプリを使い始める前に、資材の在庫を棚卸すると思います。PC版のインポート機能を活用すれば、大量のデータを一括入力できます。
資材購入記録

タブバーで「資材」をタップして、「種苗」などのボタンをタップするとメニューが現れます。その中の「購入」をタップすると、資材購入記録を作成できます。
記録レベルの違い
「設定」で選択した記録レベルにより、入力項目が異なります。
| 最低限の記録 | |
|---|---|
| 品名 | 種苗の品目や商品名を入力します。 |
| 購入日 | 資材を購入(または棚卸)した日付を入力します。 |
「最低限の記録」では、以上の2つだけです。簡便に始めることができますが、JGAPレベルの在庫計算や原価計算はできません。
| JGAPレベルの記録 | |
|---|---|
| 共通項目 | |
| 品名 | 種苗の品目や商品名を入力します。 |
| 購入日 | 資材を購入(または棚卸)した日付を入力します。 |
| 内容量 | 袋や容器の内容量を入力します。 |
| 数量 | 袋や容器の数量を入力します。 |
| 購入金額 | 購入金額と消費税率を入力します。 |
| 購入先 | 購入先を入力します。 |
| 資材別の項目 | |
| 種苗 | 採種年月日又は有効期限、生産地、遺伝子組み換えの有無、ロット番号、消毒済薬剤有効成分 |
| 農薬 | 最終有効年月 |
| 肥料 | 成分: N、P、K、Mg、Ca、有機態N、Mn、B、Fe、その他(2つまで) |
「JGAPレベル」では、購入量や購入金額を入力することにより、在庫計算や生産原価計算ができるようになります。種苗は、JGAPで要求される安全性の証明に関する項目を入力できるようにしています。
品名を入力する
品名の入力は資材により異なります。
| 資材 | 入力する内容 |
|---|---|
| 種苗 | 品目を選択します。 |
| 農薬 | 農薬名を検索して選択します。 |
| 肥料 | 購入した商品名を入力します。 |
| 床土 | |
| 資材 |
農薬名の入力

ここでは農薬名を検索して入力する方法を解説します。タブバーで「資材」をタップして、「農薬」 → 「購入」をタップします。

「農薬名」をタップします。

農薬名検索画面が表示されます。農薬名または登録番号で検索できます。検索窓に検索したい農薬名を入力します。

「アディオン」に一致する農薬名がリスト表示されます。

該当する農薬をタップして選択 → 戻る → 農薬名に「アディオン乳剤」が入力されていることが分かります。
「aKnow(エイノウ)」では(独)農林水産消費安全技術センター(FAMIC)「農薬登録情報提供システム」が提供するデータベースを利用して農薬を検索しています。
JGAPレベルの入力項目
JGAPレベルの入力項目(必須項目)について解説します。

上の例は、農薬「アディオン乳剤」の購入例です。100g (mL) の商品を5本、7350円(1本1470円、税込)で購入したことを記録しています。
内容量
購入品の荷姿(袋や容器)一つ当たりの内容量を入力します。
| 資材 | 入力例 |
|---|---|
| 種苗 | 3dL、5000粒、10ポット、など |
| 農薬 | 100g、500mL、1kg、など ※ 単位は g = mL、kg = L としてください。 |
| 肥料 | 20kg、500mL、など ※ 単位に「L」は用意していません。 L = kg としてください。 |
| 床土 | 10kg、20kg、など ※ 単位に「L」は用意していません。 L = kg としてください。 |
| 資材 | 100個、100メートル、1000本、5巻、など |
数量
購入品の荷姿(袋や容器)の数量を入力します。セット買いの場合、5個セットを2つ購入した場合は「10」、10個セットを5つ購入した場合は「50」になります。
購入金額
購入品の金額を税込で入力し、消費税率を選択します。単品の場合は商品単価になりますが、セット買いの場合は合計金額を入力してください。
資材別の項目
種苗、農薬、肥料は資材別の入力項目があります。
種苗
「JGAPレベル」では種苗の安全性を証明するための項目があります。
| 項目 | 入力内容 |
|---|---|
| 採種年月日又は有効期限 | 日付を入力します。 |
| 生産地 | 生産地を入力します。 |
| 遺伝子組み換えの有無 | 「有」または「無」を選択します。 |
| ロット番号 | 商品のロット番号(種子製造番号等)を入力します。2つ以上ある場合は改行で入力します。 |
| 消毒済薬剤有効成分 | 種子の場合は種子消毒、苗の場合は種子消毒及び育苗期間中に使用した農薬全ての有効成分と使用回数 |
ここでは「消毒済薬剤有効成分」の記録方法について解説します。

「有効成分を追加」をタップします。

消毒済薬剤入力画面が表示されます。「有効成分名」をタップします。

有効成分検索画面が表示されます。検索窓に検索したい有効成分名を入力します。

「イプロジオン」で検索すると、イプロジオンがリスト表示されるので、タップして選択します。

戻る → 有効成分名にイプロジオンが入力されていることが確認できます。
あとは使用回数を数値で入力して[追加する]ボタンをタップします。

「消毒済薬剤有効成分」に追加されました。
農薬

農薬の最終有効年月(有効期限)を記録します。
肥料

成分(N、P、Kなど)の%を数値で入力します。
「他の成分を入力する」をチェックすると、「有機態N」の他、「成分名」に任意の成分(2つまで)を入力することができます。


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